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大阪ニット会報 2020 NO.103 令和2年7月 掲載記事 (2020年6月寄稿文)

 新型コロナウイルスの世界的な拡大は、母なる地球からこれまで何度も発せられてきた警告に耳を貸さなかった人類にとっては当然の報いだったのかもしれない。

 世界的な工業化によって大量に排出されるCO2は地球温暖化を現実のものとし、世界中に異常気象をもたらしています。またグローバル化経済はこれまで自然豊かな発展途上国の森林を破壊し、河川や海を汚染し多くの生態系に脅威を与えています。今回のコロナ危機も人間によるこれまでの経済発動の結果によったもたらされた自然現象の一つにすぎません。しかし、コロナ感染を防ぐ為には人と人との接触を止めなければならないので人の集まりや移動がストップ、結果的に世界中の経済活動が完全に停止してしまいました。

 「過ぎたるは及ばざるが如し」という事です。経済合理性からこれまで労働集約的な事業を新興国へと移してきたような企業にとっては、どうしたものか対処のしようもないというところでしょうか。もうグローバル化一辺倒では無理だという事です。それでも人や企業は生き残るために現実を受け止めてこれからも経済活動を続けていかなければなりません。

 今回のコロナ騒動はその人や企業、あるいは地域や国まで、その本質を映し出す鏡です。現状にどう対処したか、これからどうしていくのか、各々が「変化への対応力」が試されるのです。失った物を数えている暇などありません。今、何が出来るのか、これから何をするのか?

 時代は後廻りしません、情報化社会は次の創造化社会へと変貌を遂げていきます。コロナをきっかけにIT技術を駆使した新しいサービスが次々と生み出されていますので、その進化はさらに速くなりそうです。

 どのような時代や社会であっても経済の発展には「人・物・金」の流れがスムーズであることは必須条件です。そしてIT技術を使えば理論的にはそれぞれが今まで以上にスムーズになり経済はさらに発展するはずです。しかし、これまで通りの経済合理性の追求だけではもう地球が保ちません。そうした意味でも、今盛んに叫ばれているサスティナブルという地球環境の持続可能性という考え方は重要だと思います。但しこの実行は目先の損得を考えていると出来ないし、手を抜いたりズルするような人がいても駄目です。この取り組みは経済原理以外の新たな価値観と人と人、企業と企業、地域と地域、国と国というような相互の信頼関係がなければ続けていくことも出来ないでしょう。  このコロナを克服し、新たな価値観による経済活動が進むとき、それぞれの繋がりは強くなり、人間社会は更に次へと進化していくと思います。

これから日本で直ぐに起こること!

  ・リアルは全てオンライン化する。

  ・人もお金も非接触化。

  ・職住融合の始まり。

  ・東京を中心とする一極集中は終わる。   etc

 誌面に限りがありますので、この続きはまたの機会に!