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NHKのEテレ「趣味どきっ!」10月7・14日放送に当社が扱う「しのぶ」というブランドを奈良で販売して頂いてるお店『朱生』さんが紹介されました。
このお店は「骨董を扱うお店」「和服の古着を扱うお店」「アパレルを扱うお店」など3つの業態を展開し、いずれのお店も店主夫婦が目利きしたこだわりの逸品であふれています。
今回の放送では骨董店で扱う「古布」が紹介さていました。
「古布」とは、いわば布の骨董品というとこですが、日本に合成染料や機械化がまだ及ばない江戸時代から明治初期の木綿、麻、絹などで織られた生地の事を言います。
先日、お店を訪問した際、木綿の藍染の生地が沢山並べられていたのを見て、私の幼少期の頃、曾祖母と過ごした記憶が蘇ってきました。
いつも売れ筋を求めてブランドとか流行、デザインや安さ、機能性など次から次へとテーマを決め、足早に過ごしている中でいつもとは違う何ともと言えないような落ち着いた瞬間を感じてしまいました。
物作りに携わる者として改めて人の温もりを感じる物には大量生産とは違った存在感があることを学びました。

(坂本昌志)